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失敗したくない起業初心者へ|私が後悔した準備不足⑤:挫折を防ぐ「事業計画」の立て方

失敗したくない起業初心者へ|私が後悔した準備不足⑤:挫折を防ぐ「事業計画」の立て方(起業したいあなたへ!主婦の起業ブログ・起業したい・主婦起業) 起業準備

こんにちは!いよいよ「起業前にやっときゃ良かった」シリーズの最終回です。

これまでご紹介したテーマも重要ですが、今回取り上げる「事業計画を立てること」は、あなたのビジネスの成否を分ける土台になります。

「面倒くさい」「必要ない」と思われがちな事業計画ですが、断言します!
事業をするのなら、計画は必ず立てるべきです

世の中の大きな組織が全て計画に基づいて動いているように、一人社長や個人事業主でも、この「地図」と「コンパス」は必須です。
無計画な船出が遭難を招くように、行き当たりばったりや勢いだけで起業が成功するほど、現実は甘くありません。

今回は、起業初心者でも挫折しない事業計画の立て方と、その最大のメリットについて解説します。

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1. 計画なき事業は「遭難」のリスク!なぜ計画が必要なのか

失敗したくない起業初心者へ|私が後悔した準備不足⑤:挫折を防ぐ「事業計画」の立て方(起業したいあなたへ!主婦の起業ブログ)


事業を「船出」に例えると、計画の重要性が明確になります。

目指す場所(目標)が決まっていない船は、どのような航路(戦略)を選ぶべきか、どのくらいの食料(予算)が必要か、といった判断基準が持てません。

「とりあえず船を出せば、どこかにたどり着くだろう」という勢いは、ビジネスで言えば「無駄な回り道」や「必要以上のお金と時間の浪費」につながります。

計画が持つ3つの価値

計画を持つことで、あなたは感情ではなく、明確な基準で動けるようになります。

目的地と航路の明確化
どこを目指し、何から始めるべきか(月単位、週単位の行動)がブレなくなります。


必要なリソースの把握
目標達成に必要な売上単価、顧客数、作業時間などが逆算でき、リソースの不足を防げます。

危険予測(リスクヘッジ)
予想される困難(必要な装備)を事前に洗い出し、予期せぬトラブルへの対応力を高められます。

「計画なき事業は、事業ではない」という認識をぜひ持つようにしましょう。

2. 起業初心者が挑戦すべき「事業計画書」の作り方



「事業計画書」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初から本格的に作る必要はありません。
まずは、自分の考えを整理し、言語化するツールとして活用することが目的です。

ステップ1:サービスの核を言語化する

まず、以下の要素を具体的に言語化します。

  • 提供するサービス
    あなたは何を売りますか?

  • ターゲット層(ペルソナ)
  • 誰の、どんな悩みを解決しますか?

  • 顧客平均単価
    1回の取引でいくらもらえますか?

ステップ2:売上目標から逆算する(フレームワーク活用)

次に、「どれだけの売上が欲しいか」を仮に設定し、そこから逆算して現実的かどうかを検証します。

  • 目標設定: 自分の稼ぎたい年収(仮)を設定する。
  • 逆算: 商品単価と照らし合わせ、「目標達成のためにどれだけ売る必要があるか」を計算する。
  • 成約率の仮説: 出会う人全員に売れるわけではないので、100人中何人に買ってもらえるかを仮に予想します。

この逆算をすることで、「そもそも稼ぎたい金額が、今のスキルやリソースで現実的なのか?」が明確になります。

【おすすめ書籍】
思考を整理するツールとして、『ビジネスフレームワーク図鑑: すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』のような書籍や、「SWOT分析」「マンダラート」などの無料フレームワークをネットで検索し、取り入れてみることをお勧めします。

「ビジネスフレームワーク図鑑: すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」

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3. 「完璧さ」より「修正」!計画は動きながら育てていく


事業計画は、最初から完璧に作る必要はありません。それは不可能です。

現時点での仮の数字を入れて、動き出してから都度修正をかけていくというスタンスが重要です。

  • 創業初期は計画は甘いもの
    実際に起業して2〜3ヶ月後に当初の計画書を見返すと、誰もが自分の見積もりの甘さに驚くものです。
    それで良いのです。「自分が甘かった」と認識できたということは、確実に成長している証です。

  • 無計画の危険性
    一方、無計画だと「なんとなく」で進めてしまい、売れた時も売れなくなった時も、なぜそうなったのかの反省点再現性を見つけることができません。

計画は「撤退ライン」を引くためのもの

計画を立てる最大のメリットの一つは、「どこで撤退するか」を冷静に決められることです。

「売上3ヶ月連続ゼロだったら、このサービスはやめる」「投資額が〇〇万円を超えたらストップする」など、撤退ラインは動き始める前に設定するのがベストです。
一旦走り出してしまうと、サンクコストバイアス(投じた時間やコストを惜しむ心理)がかかり、感情で判断して正しい決断ができなくなるからです。

4・最後に 計画は手段!立てたら必ずその通りに動く


これは大前提ですが、計画はあくまで手段であり、立てたらその通りに動いてこそ意味があり価値があります

事業計画は、旅の地図やコンパスです。
地図を持っていても、実際に歩き出さないことには何も始まりません。

かつて私が事業計画を立てずに勢いで始めてしまった結果、全てにおいて見積もりと見通しが甘く、少しうまくいかないと、あっちへフラフラ、こっちへフラフラと遠回りばかりしました。

一方で、しっかり事業計画を立てて淡々と動いている人は、周囲から見ても無駄がなく、トライ&エラーを繰り返しながらも確実に前進していました。

無計画だと、不必要な回り道ばかり進むことになります。
起業するなら、まず自分の事業計画を立てることから始めましょう。

【起業前にやっときゃ良かったシリーズ(全5回)】

皆さまの計画的な起業を心から応援しています!

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