こんにちは
今週は、前半が出張・後半はイベントで慌ただしい週ですが、
とにかく睡眠時間は削らないようにしています。
冬は体調を崩す人も多く、インフルエンザも流行しているので
無理せず、とにかく免疫力を上げておくことを大切にしています。
さて、今回は「起業前にやっときゃ良かった」シリーズ第4弾です。
テーマはタイトル通りですが、これは本当に痛感しました。
本当に原理原則・自然現象そのものだなと思っています。
では早速今回のテーマを掘り下げていきましょう!
1・「お金の勉強」よりも深い、資本主義の仕組み
起業するのであれば資本主義経済の仕組みを必ず学んでおきましょう。
「お金の勉強」と書こうと思いましたが、
お金の勉強はこの資本主義経済の仕組みの一部でしかありません。
細かい節税の知識や、投資のやり方などのお金の知識も大切ですが、
「この情報が良い、この資産運用が良い」というテクニック部分よりも、
資本主義経済の本質的な構造を理解しておくことをオススメします。
起業する上で、これらを学ぶと、下手な情報に振り回されることが一気に減りますし
自分の中にある「あわよくば」をコントロールすることが可能になります。
2・誰もが「誰かが作ったルール」の上で踊っている
私たちは基本的に日常生活でもビジネスでも「誰かが作ったルール」の上で踊っていることになります。
日常生活のルールやインフラはもちろんですが、
今や欠かすことのできないインターネットも、誰かが作ったインフラです。
インターネットで発信する内容は自由に決めることが出来ても、
インターネットの根本的ルールに関しては私たちは不可侵なのです。
物流も、為替変動も、法律も、スポーツの試合も、
世の中のありとあらゆるものは誰かがルールを作り、
私たちは誰一人例外なくこのルールに従わなくてはいけません。
世の中の多くのものごとの根本は、資本主義のルールにより決められています。
(一部の地域は除く)
残念ながら一個人が資本主義のルールを変えることはできません。
私たちは、必ず誰かが作ったルールの上でゲームをさせられているということです。
「個の時代」と言って個人の力で稼ぐことが推奨されていますが、
経営者でも、フリーランスでも、会社員であっても、
結局は「資本主義のルールの下で戦う」という意味では大した違いはないのです。
3・「カイジ」シリーズから読み取れる残酷な仕組み
資本主義の仕組みを学術的に学ぶのも良いのですが、
もしも肌感覚で学ぶ、実感したいと思うのであれば、
個人的におすすめなのは「カイジ」シリーズを読まれることです。
「カイジ」シリーズは、ヤングマガジンで連載されていた人気漫画です。
藤原竜也さん主演で過去に映画化もされたので、ご存知の方も多いかもしれません。
ただのギャンブル漫画のイメージを持たれやすい「カイジ」シリーズですが、
読み進んでいくと、感覚的に資本主義経済の(理不尽?エグイ?)仕組みを
ご理解いただけるのではないかなと思います。
カイジは定職につかず、パチンコ三昧の若者です。
典型的なダメ人間として描かれています。
一発逆転ばかりを狙い、今の自分の人生を変えようとギャンブルに全てをかけますが
ついには借金が膨らみ悪質債務者として地下労働施設に送られます。
カイジは、コツコツと努力をしたり、実績を積み上げることをせずに、
「ギャンブルで当てればこの惨めな人生を変えられる」と信じて、
懲りずに相手から持ち掛けられた一発逆転勝負に挑み続けます。
その勝負は全く公平ではなく、相手に圧倒的に有利な仕組みで作られたもので
カイジは「ほぼ負け」が確定している勝負をさせられていたのです。
ギャンブルの世界では「イカサマ」と言われますが、
実際は「イカサマ」とまではいかなくても、
ルールを作る側に圧倒的有利な形で物事は展開していることが多いのです。
カイジの面白いところは、
相手のわずかなスキをついて、状況をひっくり返し大勝ちするところです。
けれどもカイジは根本がダメ人間なので、
大勝利を収めても結局は元の生活から抜け出すことはできないのです。
残念ながら人生に限らず、物事はコツコツ積み上げることでしか変化させることはできません。
それは、現実世界でも、カイジでも、
一発逆転を狙い続ける人がいつまでも人生を変えられずに同じことを繰り返している様子からよく分かります。
起業でも同じく、何か一発サービスを当てれば大成功というほど甘くはないのが現状です。
なぜそうなのかは理不尽な資本主義の仕組みを知ると納得せざるを得ません。
「会社員をやめて起業をすると、時間と経済の自由が手に入る」と随所で謳われています。
「組織の歯車」と会社員を揶揄する言葉も聞きますが、
結局私たちは全員「資本主義の歯車」です。
資本主義というゲームのルール上で勝負することしかできません。
4・ゲームのルールを理解している人間が強い
誰もがゲームをしたことがあるかと思います。
ボードゲームでも、テレビゲームでも、スポーツの試合でも、そこには共通して「ルール」というものがあります。
ゲームを自分でプレイしたり、、見て楽しむ場合は、誰もがルールを理解することに努めたかと思います。
なぜならルールを理解していないとプレイでは絶対に勝てないし、
見る場合は楽しめないということを誰もが理解していたからです。
けれども資本主義のルールについてはどうでしょうか?
理解しようとしている人はどれくらいるでしょうか?
ルールを知ろうとせずに、小手先の儲かるテクニックを追い求めて詐欺に合った人も数多くいます。
ゲームの場合、ルールはそこまで複雑ではありませんが、現実世界や、資本主義のルールは複雑です。
このルールを正しく理解しないと、
事業で稼いだお金を失ったり、
契約(約束)を反故にされたり、
裏切られることがあります。
そして、これは割と誰にでも起こりうることなのです。
これから起業をされる方は、
自分を守るためにも資本主義経済の仕組みを正しく理解して
自分の心の中に常に発生する「あわよくば」を撃退するようにしましょう。
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