こんにちは!初めての起業、「何を学んでビジネスを始めよう?」と、スキル選びに悩む方は非常に多いかと思います。
SNSや広告では「簡単に稼げるスキル」の情報が溢れていますが、安易な選択は、時間とお金の無駄に繋がりかねません。
この記事では、あなたの起業を成功へと導くために、感情論ではなく、再現性の高いビジネス戦略に基づいた、習得すべきスキルの選び方3つのポイントを解説します。
1. なぜ起業するのか?「目的」を深掘りしてスキルを決める

起業の目的は人それぞれです。どのような働き方や収入を目指すかによって、選ぶべきスキルは根本的に変わります。
まず、あなたが「なぜ起業するのか」という理由を明確に深掘りしましょう。
| 起業の目的の例 | 合致するスキルの方向性 |
| 【自己裁量】 好きなことだけしてマイペースに働きたい | BtoC低単価/地域密着型 エステ、リラクゼーション、趣味を生かした物販(自宅サロン、マルシェ出店など) |
| 【収入】 サラリーマン以上の高収入を稼ぎたい | BtoB/専門性の高い高単価サービス コンサルティング、システム開発、Web制作(LP/HP) |
自己分析
自分の起業目的と、選ぼうとしているスキルの収益モデルが一致しているかを確認することが、失敗を避ける第一歩です。
2. 「好き」よりも「得意で長時間やり続けられるもの」を選ぶ

よく「好きなことで起業しよう」と言われますが、ビジネスで結果を出すためには、「好き」よりも「得意」で「長時間やり続けられるもの」を選ぶ方が、成功確率は格段に上がります。
なぜ「得意」が強いのか?
- アドバンテージが高い
人より得意な分野は、これまで褒められてきた経験があり、自然と自信が積み上がっている分野です。
- 継続は力なり
起業は結果が出るまで長時間労働になりがちです。
長時間やり続けられることは、苦痛が少ないため経験値を積み上げやすく、働きながらスキルレベルを向上させることが可能です。
高単価なサービスを提供する場合、顧客の期待値が高く、「結果を出さなければ」というプレッシャーが大きくなります。
そのプレッシャーに耐え、インプットと努力を続けられるのは、「好きなこと」ではなく、「得意で嫌いではないこと」なのです。
過去に「好きを仕事に」について書いた記事です。
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3・現在「すでに市場規模が大きいもの」を選ぶ

起業初期は、すでに市場規模が大きい(ニーズが多い)分野を選ぶことが、集客リスクを避けるための賢明な選択です。
- ライバルが多い=ニーズがある
「今更始めてもライバルが多すぎる」と思うかもしれませんが、市場規模が大きいということは、それだけ見込み客が多く、ニーズが明確にあるということです。
- 「誰もやっていないこと」の罠
「誰もやっていないこと」に飛びつくのは危険です。
それは「そもそもニーズがない」、もしくは「大手が資金を投下して一気にシェアを奪う」ような、個人が小規模で始めるには相性の悪い分野である可能性が高いからです。
まずは市場規模の大きい分野(例:Web系、飲食、リラクゼーション、福祉、事務代行など)を選び、ターゲットを絞り込み、自分だけの独自のポジションを確保した上で戦うことが、個人起業家が結果を出すための現実的な戦略です。
4. スキル選びで「絶対にやってはいけないこと」

習得するスキルを選ぶ上で、最も避けるべきは、広告にある「簡単に習得できて、すぐに独立開業できて稼げる」という文言だけで決めてしまうことです。
- スキルの価値と報酬の相関
- 簡単に習得できる ⇒ 誰でもできる ⇒ 希少性が低い ⇒ 報酬が安い
- 稼げる(希少性が高い) ⇒ 習得難易度が高い ⇒ 責任が重い ⇒ 報酬が高い
「簡単に稼げる」という言葉は、このビジネスの原則に反する矛盾を抱えています。
例外:スキル習得を不要にする「最強のスキル」
唯一、「簡単に習得できる」スキルでも「すぐに稼げる」可能性があるのは、圧倒的な営業力と集客力がある場合です。
この最強のスキルがあれば、スキル自体が未熟でも、営業代行などで高額な商品を集客・販売し、収入を一気に上げることができます。
ただし、この営業・集客スキルこそが、最も難易度が高いことを忘れてはいけません。
今回は以上です。
起業の目的と、自分自身に合った、そして市場のニーズに合ったスキルを吟味して選び、成功への第一歩を踏み出してください。



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