こんにちは。いつも記事をご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、これから起業を考えている方や、起業したばかりの方々に向けて、ビジネスにおいて「約束を守ることの重要性」についてお伝えしていきます。
ビジネスは信用が第一ですが、その信用を築くためには並々ならぬ努力が必要です。
その中の一つに「約束を守る」というのがありますが、これは非常に地味ではありますが、時間をかけて積み上げていくと、かなりの信用を構築することができます。
約束を守るのは当たり前と思ってはいるけれど
「約束を守る」なんて、そんなの当たり前じゃないか!
そう思われるかもしれませんが、実際には知らない間に小さな約束を破ってしまっていることがよくあるのです。
そして、厄介なことに、大人の世界では、たった一度約束を破っただけで、一気に信用を無くしてしまうものです。
ビジネスにおいては、大きな約束はもちろん、小さな約束も守ることが大事です。
実は、ビジネスの現場では想像以上に多くの約束が交わされており、その一つ一つが信頼関係の基盤となっています。
小さな約束を軽視することで、大きな信頼を失うことに繋がりかねません。
だからこそ、約束を守ることの重要性を再認識することが大切です。
では、なぜ私たちはつい約束を破ってしまうのでしょうか。
今回の記事ではそこを深掘りして解説します。
約束が守れない原因1・コミュニケーションの不備
ビジネスにおいて約束を守ることは基本中の基本ですが、コミュニケーションのすれ違いから約束の認識にズレが生じることがあります。
例えば、納期の約束をしたときに、クライアントと制作者で「すぐに」という言葉の解釈が異なる場合があります。
クライアントは「すぐに」を「今日中」と捉えているかもしれませんが、制作者は「今週中」と思っているかもしれません。
このようなすれ違いを避けるためには、具体的な日時を明確にすることが大切です。
メールやチャットでのやり取りでも、必ず確認を取り、双方が同じ認識を持つよう心がけましょう。
たとえ小さな約束でも、明確なコミュニケーションが信頼関係の構築に繋がります。
約束が守れない原因2・無意識に相手を下に見ている
ビジネスでは、どんなに小さな約束でも大切にすることが重要です。
相手を下に見る態度を取ると、そのやり取りを軽視しがちになります。
例えば、小さな案件だからといって軽く見て、納期を守らなかったりすると、その相手の信頼を失ってしまいます。
また、親しい間柄になると、つい甘えて約束を守らないこともあります。
仕事関係でも取引する期間が長くなると、段々と緊張感がなくなってきます。
すると、様々なところで「これくらいはいいだろう」と気が緩み、甘えが出てきます。
どれだけ長いお付き合いになっても、取引したばかりの頃の距離感や緊張感は維持しておくことが大切です。
小さな約束ほど守ることで、相手との信頼関係が築かれ、長期的なビジネスパートナーシップに繋がります。
無意識に相手を軽視してしまうことを防ぐためには、常に相手の立場に立って考える姿勢が必要です。
どんなに小さな案件でも、プロフェッショナルな態度で臨み、約束を守ることを徹底しましょう。
約束が守れない原因3・視野が狭くなっている
起業初期は特に忙しく、余裕がなくなることが多いです。
また、売上も安定しないため、金銭的にも余裕がないということもよくあります。
しかし、余裕がないからといって自分のことだけに集中し、約束を守らないのはNGです。
例えば、複数のプロジェクトを抱えていても、それぞれのクライアントとの約束をしっかり守ることが信頼構築の鍵です。
自分のスケジュールをきちんと管理し、無理のない約束をすることが大切です。
ビジネスでは、約束を守ることでしか信頼を得ることはできません。
視野が狭くなりがちな忙しい時期だからこそ、余裕を持ってスケジュールを管理し、約束を守ることを心がけましょう。
これにより、クライアントとの信頼関係を強固にし、長期的な成功へと繋がります。
重要:できないことは約束しないこと
約束を守ることはとても重要ですが、これは決して「相手の言いなりになれ」ということではありません。
どうしてもできないことはあります。
その時には、「できないことは約束しないこと」が誠実な対応です。
なんとなく断りづらくて、その場はでは「OK」してしまったけど・・・・。
そんな経験もあると思います。
そういう時は、もう勉強料だと思って、自分の言葉に責任を持つ方を選びましょう。
「やる」と言ったのなら、「やる」しかありません。
「できないことを約束しない」というのは勇気がいるかもしれませんが、「断る力」もビジネスをやる上では重要です。
「できないことは約束しない人」は責任感のある人間として信用されます。
これは本当です。
一番嫌われる:やるやる詐欺・誤魔化し・なかったことにする
約束したけれど、守れそうにない・・・・。
そんな状況になった時についやってしまうことがあります。
それは、3つあります。
「やる意思はあるよ」でも、いつまでも行動しない「やるやる詐欺」
自分の言葉を覆す責任を先延ばしにして、「時間が解決してくれる」と期待している状態です。
タイムアウトを迎えて、自分は「逃げ切れた!」と思っていても、相手は大いに失望しています。
話題を「約束」から逸らそうとする「誤魔化し」
「私との約束なんか忘れてくれないかなぁ」という下心で、話題を逸らしたりします。
けれども相手は「約束」を覚えていますし、それについて話題を逸らそうとする相手を見て「不誠実さ」しか感じていません。
開き直って約束を「なかったことにする」
「え?そんな約束しましたっけ?」「私はそんなつもりはありませんでした〜」と「認識の違い」という言葉で片付けます。
その場はうまく乗り切れたとしても、「約束を守らない奴」と思われて相手は去っていくでしょう。
この3点、もしも自分がされたらその相手に対してどう思いますか?
ぜひ一度想像してみてください。
超重要:約束が守れない時は、素直に謝罪する
「約束したけれど、守れそうにない・・・」
そんな時は、絶対に上記のような対応をしないで、素直に誠心誠意を持って相手に謝罪するようにしましょう。
これは勇気が必要かもしれませんが、相手からすると、そこまで自分との約束に真剣に向き合ってくれる相手に対して責めようなんて思わないはずです。
(誠実ではない人や、逆にこちらを見下している人の場合は話が別ですが…。)
人間関係が拗れる原因は「約束を守った・守らなかった」ではなく、「守れなかった時にどのような対応をしたか」がほとんどなのです。
補足:自分との約束も守ることが大切
これまで約束を守る重要性をお伝えしてきましたが、約束を守るべき相手は、何も他人だけではありません。
自分自身との約束も守るようにしましょう。
自分も一人の人間です。
他人との約束を守り続けると、他人と信頼関係が築けます。
自分との約束を守り続けると、自信がついていきます。
そうすると、他人との約束についても、より大切に思えてくるようになります。
すると、「約束は守らなくてはいけない」「約束は守るべきだ」(外部から与えられた義務感)から、
「私は約束を守る人間だから守る」(内面からくる使命感)に自分の内面も変わっていきます。
自分で「◯◯しよう」と決めたことを、簡単に反故にしてしまう人が多いですが、ぜひ自分との約束もきっちり守っていくようにしましょう。
まとめ
ビジネスにおいて約束を守ることの重要性を理解していただけましたでしょうか?
目の前の人に敬意を払い、小さな約束ほど大切にし、どんな時でも勇気を持って正直・誠実さを実践していくことが成功への道です。
小さな約束でも守る人がビジネスの信用を勝ち取っていきます。
これから起業する皆さん、そして起業したばかりの皆さん、約束を守ることを大切にして、素晴らしいビジネスライフを送りましょう。
どんなに小さな約束でも、その積み重ねがあなたのビジネスの基盤となり、大きな信頼を築き上げます。
だからこそ、常に約束を守ることを心に留め、実践していきましょう。
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