「口約束」がトラブルになる!?原因・心構えと防止策について

「口約束」がトラブルになる!?原因・心構えと防止策について(起業したいあなたへ!主婦の起業ブログ) 起業のリアル


こんにちは!

さて、今回は「多くの人が口約束なんて忘れる」ということについて書いていきます。


ビジネスに関わらず、人間関係のトラブルは、

「お互いの認識違い」や「言った言わない」が原因でよく起こります。
(他のことが原因のトラブルもありますが、今回は触れずにおきます)


けれども、誰もがトラブルは避けたいと考えることでしょう。


そこで今回は、

なぜそのようなことが起こるのか、

そのような場面に遭遇したときの心構えや

対応策としてどのようなことをすれば良いのか。
 

これらをお伝えしていきたいと思います。

1・原因・情報過多


現代人は多くの情報に晒されています。


聞いたところによると、

「現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分であり江戸時代の1年分」だそうです。

(※「BIT VALLEY 2019(ビットバレー2019)」圓窓代表・澤 円氏の話より)


確かにインターネットが普及するまでは、

それまでは情報の入手経路はこの3点に限られていたかと思います。


●TV・ラジオなどの「映像や音声」

●書籍・新聞などの「紙媒体」

●人伝の情報


これらは、どれだけ情報を載せたいと思っていても、

時間の制約や、物理的な制約があったので情報量にも限りがありました。


けれども、スマホという媒体からは無限大に情報を得ることができます。


そのような感じで私たちは常に多くの情報に晒されています。


けれども、私たちの脳の処理能力は平安時代から進化していません。


多くの情報があっても記憶しておけるのはほんの僅かな情報だけです。

人が口約束を忘れるのは「情報過多」であることが、一つの原因となっています。

まずこの背景を理解しておきましょう。


「自分はあの人から軽く見られている!」

「馬鹿にされているんだ!」

「約束したのに!!」

と憤慨することなく、

まず全ての人が多すぎる情報に晒されていることを認識しておきましょう。

2・受け止め方・自分も忘れている可能性が高い


先ほど述べたのように、全ての人が多すぎる情報に晒されているのですが、

それはあなた自身も例外ではないということです。


つまり、自分も誰かとの口約束を忘れている可能性が高いということです。


「自分はそんなことはない!」と言い切れますか?


それこそ、忘れているから思い出せないだけかもしれません。

誰かが指摘してくれないと気付けないものです。
(そして多くの人は指摘せずに、トラブルを避けて静かにフェードアウトしていきます。)


もしも誰かとの口約束をうっかり忘れてしまった時に、

あなたは果たして相手を馬鹿にしていたり軽く見ていたのでしょうか?

答えはあなたにしか分かりません。


まぁもしもそうだったら、

その部分に関しては、人と接する態度の問題なので反省しないといけないかもしれません。


そんな感じで、自分自身も誰かとの約束を忘れている可能性が高いということを覚えておいてください。

3・防止策・エビデンスを残しておく


最後に、対応策をお伝えしていきます。


このように現代人は、多くの情報に晒されているので、

もう、「忘れるを前提」に動いたほうがお互いトラブルにならずに済みます。


エビデンスを残しておけば、言った言わないのトラブルは防げますし、

日時の約束であればリマインドをすれば良いでしょう。


エビデンスの残し方にもポイントがあります。


ビジネスであれば「契約書」を作るのが一番です。


最低でも今回の仕事内容や条件を見積書に明記しておいたり、

メールなどの後で見直せるものに、「今回の内容」という感じで残しておきましょう。


例えば電話やzoomで話した場合は、「議事録」を作って直後に確認してもらうのもありです。

(※積極的に議事録を作ると喜ばれますよ。)


これらはビジネスであれば、自然とできることですが、

プライベートで契約書となると、ちょっと重たい感じがしますよね。


「え?こっちのこと信用していないの?」となるかもしれません。


特に日本人は「契約書を結んだり、合理的に考えることはやりすぎでは…?」という思い込みが強いので、

欧米諸国での「結婚=契約」という考え方もあまり日本では浸透していません。


そのため、そのような場合は、

「今回の内容まとめておくね、間違っていないかな?」

「この認識で合ってるかな?」

というような確認を取るようなニュアンスでLINEやメッセージを送るなどすると良いでしょう。

4・おまけ・熱量や重要度にお互い差があることを前提とする


もう一つだけ、重要なことをお伝えしておきます。


今回のような「すれ違い・認識違い・忘れる」ということが起こる背景としては、
その対象となる物事に対するお互いの熱量や重要度に差があるというのも理由になります。


ビジネスの場で例えてみましょう。

あるビジネスをしているAさんと、動画制作をしているBさんがいるとします。


例えばAさんが、Bさんに動画制作を依頼するとします。


Aさんが「今度、お客さん紹介するから、今回はちょっと値引きして」と言って値引き交渉。

Bさんは「お客さん紹介してくれるなら…」と、値引きに応じました。


Aさんは、なんとなく紹介できそうな人は何人か思い浮かんでいるので、軽い気持ちでそう言いました。
もちろん、実際に動画制作をしたいという人がいれば、Bさんに紹介する気でいました。


BさんはAさんにお客さんを紹介してもらえることを期待して、今回の値引きを受けました。


けれども、Aさんの知り合いで、「動画制作に興味はあるけど、すぐにやりたい」という人はおらず

1年経っても2年経ってもAさんからの紹介はありませんでした。


Bさんは、Aさんに対して

「お客さんを紹介するって言ったから値引き交渉に応じたのに…。」

と、不信感を募らせていました。


けれどもAさんは、そもそもそんな話をしたことすら忘れていました。

「まぁもしも動画制作やる人が見つかれば、Bさんに紹介すれば良いよね。」とだけ考えていました。


今回のような事例はよくある話ではないでしょうか。


ここでは、AさんとBさんの「お客さんを紹介」ということに対する熱量が全く違うことが分かります。


分かりやすく「お客さんの紹介」というのを例えにしたので、Aさんが少し嫌な感じに見えているかもしれませんが、

Aさんが良い人・悪い人とという話ではなく、このようなことは頻繁に起こっているということです。


お互いの熱量や重要度はなかなかマッチすることはなく、差があることで、
どちらか一方が「約束したのに!」と憤り、

もう片方は「そんな約束した覚えない!」ということになります。


今回の例えの場合は、

Aさんは値引き交渉をするのに咄嗟に誰かを紹介すると言ってしまいましたが、
確約できないことを軽はずみで言ってしまったことも「約束を破った」と不信感を持たれる原因になってしまいました。

お互いに熱量や重要度が違うことはやむを得ませんが、

Aさんのような確約できないことを軽はずみに約束してしまうことは、

トラブルを避けるためにもやめておいた方が良いですね。



今回は以上です。

ビジネスでも人間関係でもどうしてもやりとりをしているとトラブルになることはあります。


今回の記事の内容が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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