「起業したいけど、資金が足りない…」とそのような悩みを抱えている人は少なくありません。
資金の不足は確かに起業の大きなハードルにはなりますが、アイディア次第でそのハードルを乗り越えることができます。
今回は、資金がない状況でも起業の第一歩を踏み出すための7つのアイディアをご紹介します！
ただし、７つのアイディアを紹介するとは言っても、流石に一文無しでは起業は不可能だと心得てください。
「お金がない」とは言っても、最低でも50万円〜100万円は用意できる状態にした上で、今回の記事に目を通していただければと思います。
1. 小さく始める「スモールビジネスモデル」
まずは、大きな資金をかけてスタートするのではなく、少額の投資で始められるビジネスからスタートしましょう。
例えば、サービス業やオンラインビジネスは在庫を抱える必要がなく、比較的少ない資金で始められます。
労働集約型のビジネスがそれに該当します。
逆にスタートでいろいろと設備投資が必要になるビジネスは「お金がない」場合はあまりお勧めできません。
現在の自分の手持ち資金で可能なものを選ぶのも賢い起業のやり方です。
最初はフリーランスとして小さく始め、徐々にビジネスを拡大することでリスクを減らしつつ成長を目指すことができます。
2. クラウドファンディングを活用する
近年、クラウドファンディングは資金調達の手段として非常に人気です。
あなたのアイディアに共感した人々から資金を集めることで、資金がない状況でもビジネスを始めることができます。
けれどもクラウドファンディングは、「ただ出せばお金を集められる」というわけではありません。
十分な調査や準備を行い、コンセプトも明確にした上で、魅力的なリターンを準備することが求められます。
ただ「お金が必要だから」ということではなく、ビジネスの魅了や社会貢献性をしっかりと打ち出していく必要があるのです。
また、クラウドファンディングは資金調達の手段としてオススメのプラットフォームではありますが、システム利用料や手数料も高めであるため、計画的に行う必要があります。
3. 自己資金以外の資金源を活用する
自己資金が不足している場合、銀行からの融資や政府が提供する補助金・助成金を活用する方法があります。
特に、起業支援プログラムや新規事業向けの助成金は、比較的少ないリスクで資金調達を行うことが可能です。
これらの制度について調べ、利用できるものを見つけましょう。
特に創業者融資は一番受けやすいと言われています。
事業計画をしっかり立てて、専門家に相談することで創業時の融資を受けることが可能です。
けれども、自己資金が一切ない場合は、さすがに借りることは難しいでしょう。
そのような場合は、補助金・助成金を活用したとしても、先に自己資金からお金を出さなくてはいけないため、最低限でも資金はないと難しいということを覚えておいてください。
4. 既存のビジネスを買収する
新しくビジネスを始めるのではなく、既に成功しているビジネスを買収するという方法もあります。
規模の小さいビジネスのオーナーが引退を考えているケースなど、比較的少ない資金でビジネスを引き継ぐことができる場合があります。
既に顧客ベースがあるため、最初から売上を見込めるのも利点です。
また、ビジネスモデルが確立していたり、業務マニュアルも備え付けている場合はそのまま引き継いでビジネスをすると０から自分で作り上げるよりも難易度が下がります。
ただし、既存のビジネスを買収するいわゆるM&Aに関してはリスクが高いのも事実です。
本当に儲かっている調子の良いビジネスは誰も手放したいと思わないはずです。
事業を売りたいということは、それなりの理由があるということです。
また、よくよく調べてみたら、隠れた巨額の負債があったということもあります。
その辺りのリスクを理解した上で踏み込むべき領域になります。
M&Aの仲介業者を挟むことである程度安全は担保されますが、仲介業者にかなり多額の手数料を支払う必要もあるため、ある程度まとまったお金は必要になります。
5. パートナーシップを活用する
ビジネスアイディアがあっても資金がない場合、投資家やパートナーを見つけることも一つの手段です。
信頼できるビジネスパートナーを見つけることで、資金不足を補うことができます。
注意が必要なのは、「投資家を紹介します。」というようなものの中には詐欺話も多数あるということです。
また出資を受けた場合、その出資割合にもよりますが、自分は「100%オーナー」にはなることができません。
自分の出資比率が低い場合、高額出資者の言うとおりにに従う必要があります。
それは、自分の思い描くものとは大きく方向が違う場合でも、従わなくてはいけないということです。
それでビジネスが順調に成長すれば良いですが、もしも業績があまり良くない（お金にならない）上に一切の自由がないのであれば、それは果たしてあなたにとって意味があるのでしょうか？
結局上司の言う通りに動く、サラリーマンと同じ立ち位置になります。
むしろサラリーマンの方が固定給が出て、保障があるだけ遥かにマシです。
雇われ社長の場合、業績を理由に無報酬にされるリスクもあります。
誰かからお金を出してもらい、決定権を渡してしまうことはそれだけハイリスクなことなのです。
自由に自分の好きなことをやりたくて起業するのであれば、運転資金は自己資金を使い、第３者からの出資は一切受けないようにすることが重要です。
もしも受けたとしても、それぞれ10％ほどにとどめておきましょう。
6. 無料や安価なツールを活用する
起業において初期費用をできるだけ抑えるためには、無料や安価なツールを活用することが重要です。
例えば、マーケティングにはSNS、会計にはフリーソフトを活用するなど、コストを削減できる分野はたくさんあります。
できるだけ初期投資を少なくし、ビジネスを効率的に進める工夫が大切です。
けれども、あまりにフリーのものや安価なものばかりでは、仕事そのものの質は下がってしまいます。
コストを抑える工夫は重要ですが、投資すべきところはしっかり投資してビジネスを伸ばしていきましょう。
7. スキルや知識を使って収入を得る
あなた自身が持っているスキルや知識を使って、すぐに収入を得られる方法もあります。
例えば、ライティングやデザイン、コンサルティングといったスキルを活用し、フリーランスとして仕事を始めれば、初期投資がほとんど不要です。
最初の売上を資金として、ビジネスを拡大するためのステップを踏むことができます。
中でも、ライティングは需要も高く、集客もしやすい分野です。
ビジネスでは非常にライティングは重要ですが、なかなかできなくて悩んでいる人も多くいるからです。
逆にコンサルタントの場合、確かにライティングと同じく需要はありますが、なかなかその成果を目に見える形にすることが難しく、またコンサルタントの増加により競争も激しくなっています。
現代の「コンサルタント」に対するイメージも悪化していることもあり、集客の難易度はだいぶ上がってしまいます。
まとめ
お金がないからといって、起業を諦める必要はありません。
アイディア次第で資金不足を補い、ビジネスをスタートすることは可能です。
50万円〜100万あれば、今回のアイディアを活用することで起業することができます。
ただし、「誰かお金出してくれないかな」というスタンスで起業することは避けましょう。
第３者からの資金調達はメリットがありますが、デメリットもそれなりに大きいものです。
まずは小さな一歩を踏み出し、徐々にビジネスを成長させていきましょう。
起業への道のりは挑戦の連続ですが、工夫と努力で乗り越えられます！
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