時給換算するとフリーランスの入口に立てない 3つの理由

時給換算するとフリーランスの入口に立てない 3つの理由(起業したいあなたへ!主婦の起業ブログ・起業したい・主婦起業) 起業のリアル

こんにちは!
年末が近付いてきましたね。


年末年始になると、多くの方が1年を振り返り来年の目標を決められ、

1月から再スタートされる方が多いですが、

年末年始と言わず、再スタートはいつでもできますので、

ぜひ、12月20日とか中途半端なタイミングで始めてみてください照れ


さて、今回のテーマはフリーランスと時給の関係です。


誰もが一度は、フリーランスという働き方に憧れるかと思います。


今は空前の起業ブームで、こんなことよく囁かれていませんか?


会社員よりも独立すべき!
時給で働くよりも自分の技術を売れ!

自分の自由な時間に自由に働く!


実際、フリーランスってそういうイメージがありますよね。

私もそう思っていました。


けれども、現実は違います・・・・😭

フリーランスは超・長時間労働です。


フリーランスに限らず、個人事業主・中小零細企業の社長も超・長時間労働が普通です。


そのため、最初から仕事(実働)に対して時給換算すると、

そもそもフリーランス(起業)の入り口にも立つことができません。


ではなぜそうなのかを具体的に理由を3つお伝えしていきます。


ちなみにこの理由の中に、下記の項目は入っていません。
 

・経理関係、届出関係などの事務処理

・SNS投稿、ブログ更新などのweb集客活動

・交流会参加、アポイント、プレゼンなどのリアル集客活動

・プレゼン資料作成・チラシ作成・戦略立案、目標・行動計画など


実際に起業したら、長時間労働になる要素は非常にたくさんあるということです。

選んでもらえるまでに時間がかかる


フリーランスとして独立しても、すぐに仕事が受注できるということはありません。


まずは、自分の存在を知ってもらい、更に選んでもらうのに時間がかかります。


ライバルは全国に多数いますから、その中から自分を選んでもらうには

最低でも、


・依頼するメリット

・信用できるかどうか

・期待する成果を出せるかどうか


を相手に理解してもらわなくてはいけないのです。
 

これには時間がかかります。


そのため、知ってもらうための活動(SNS発信など・集客活動全般)に

最初は大量の時間と労力を費やす必要がありますが
そこから売上が発生するまでにタイムラグがあるので、

動いた時間について時給換算すると、なんとも目も当てられないことになるのです。


ちなみに、独立してすぐ稼げる(仕事をもらえる)人は、

独立前からその業界にいて、事前に準備をしています。


準備とは、何もパソコンや名刺・チラシの準備だけでなく、

事前に仕事をもらうための人間関係を作っておくことも準備です。


エンジニアのような技術職の場合、

所属している企業が独立を推奨していることもあります。

すると、独立退職後に業務委託として仕事を依頼してくれる場合があるのです。


企業側も、優秀な人材であれば繋がりを持っていたいと考えます。

優秀な人材が、社員から業務委託になるのは実は企業にとってもメリットがあるので、

比較的柔軟で新しい考えを持っている会社の場合、

社員が独立して、「フリーランスとして引き続き仕事をしてくれること」を歓迎するケースも少なくありません。


けれども余談ですが、
これは企業側にとって

正社員雇用よりも、業務委託を増やす方が金銭的にメリットがあるということで

そのような動きを多くの企業がすることで、日本の雇用は減ることになります。
 

(業務委託は社員と違って簡単に契約を切ることが可能です。

また社会保険に加入させる必要もありませんし、ボーナスを支給する必要もないのです。

会社に専用のデスクやPCを用意する必要もないので、業務委託は会社にとってコスパが良いのです。)


よくよく考えると、これは日本企業が徐々に縮小してきていることを示していることでもあります。

実績を積み上げるまでに時間がかかる


上記でもフリーランスが仕事を受注するためには、最低でも


・依頼するメリット

・信用できるかどうか

・期待する成果を出せるかどうか


を相手に理解してもらわなくてはいけません。


これらを相手に伝えるためには、

SNS発信やリアルな集客活動も必要ですが、実績を積み上げていく必要があります。


けれども、この実績積み上げも時間がかかりますし、
実績が全くない場合、本来希望する金額では仕事を依頼されないケースも多々あります。
(・・・というかそれが普通です。)


そのため、実績なく独立した場合(実務経験なしで、スクールで学んだ場合など)

最初は、無料とまではいかなくても、かなり安い金額でサービス提供したりなど、

実績をある程度積み上げるまでの間は、安い仕事を数多くこなしていく必要があります。


時給換算すると悲惨なものかもしれませんが、

ここを乗り越えないことにはフリーランスとして正規の価格で仕事を取ることは困難です。

技術力と営業力のバランスが整うまでに時間がかかる


これは実績の有無に関係なく、

独立したばかりの頃は、誰もが技術力が未熟です。


それは単純に、フリーランスに求められているのはサービスの技術だけではないからです。

実は、そのサービスに付随するスキルも大切なのです。

例えば、web制作の場合、

イメージされるスキルといえばデザイン・コーディング・ライティングなどですが、

それだけあればOKということではありません。

それだけしかやりたくないのであれば、制作会社に所属してディレクターの言う通り制作した方が良いでしょう。

結局フリーであれば、

お客さんのご意向や、こうしたい・ああしたいという希望を汲み取ったり、

連絡のやり取りについてお客さんが心地よいと感じるペースを守ったり、

さまざまなスキルが必要とされます。

これらを総称してこの記事では「技術力」と呼んでいますが、
それにプラスして、

自分の技術力を正確に伝え、必要としている人に提案していく営業力も伸ばしていく必要があります。

「独立してすぐに仕事は来ない」と冒頭でも伝えました。

SNSでのPRやリアルでの営業活動は必須になりますが、
最初はまだ営業力も未熟なので、なかなか売上に結びつかない場合もあります。

また、仮に独立前に準備をしておいて、すぐに仕事を貰えたとしても、
営業活動をしていかないと徐々に先細りしていきます。
 

フリーランス志望者は多いので、
全体的にレッドオーシャンで過酷な戦いが繰り広げられています。

実績を積み上げて、価格を上げていくと、
どこかで「クオリティを下げてでも低価格で仕事をしてくれる人」に仕事が流れるタイミングも来ますので、

常に新しい市場を開拓する営業力を身につけることは避けて通ることはできません。


以上3点の理由により、フリーランスが初期に時給換算していては、とてもやっていられないということです。


実際に「自分が希望する単価で受注したサービス提供を提供する時間」だけを考えれば、

パートよりも時給はかなり良いと思われますが、


・営業・集客に費やす時間

・実績を積むために破格で仕事を受ける期間

・技術力と営業力が向上するまでにかかる時間


これらを考えると、フリーランスになるのであれば、
時給換算をしないで、がむしゃらに長時間労働をする覚悟が必要になります。


これからフリーランスを目指される方は、今回のブログを参考にしていただければと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました