起業主婦必見!関わってはいけない「やばい人」の特徴とトラブル回避法

起業してから見えた世界

起業をすると、たくさんの人と出会い、ビジネスチャンスが広がる一方で、「関わってはいけない人」や「やばい人」と関わるリスクも増えます。

特に、主婦起業家にとっては時間もリソースも限られているため、今回紹介するような「やばい人」との接触を極力避け、トラブルを回避することが成功のカギとなります。

この記事では、「やばい人」の特徴見分け方、さらにはなぜそうした人を引き寄せてしまうのかを解説し、起業主婦としてどんなスタンスでいるべきかを提案します。

「やばい人」の特徴とは?

まずは、具体的にどんな人が「やばい人」なのか、その特徴を把握しておきましょう。

1. 極端な値下げ交渉をしてくる

「そんなに高いなら、○○円にしてよ」と、相場を無視して値引きを迫る人は一定数います。
こうした人は、あなたのサービスの価値を軽視する傾向がありますので、どれだけ仕事が欲しいと思っても請けないことをお勧めします。
「安ければ良い」という価値観の人を変えることはできません。
必要以上に高くすることはありませんが、「〇〇さんにお願いしたい」と、価格で選ばない相手と取引をすることが大切です。

2. 契約条件を軽視する

契約書や約束を守らず、「これもついでにお願い」と、無償での追加作業を当然のように要求してくるタイプです。
こういうことはよくあることなので、必ず契約書を結ぶようにしましょう。
何かありましたら、丁寧に、契約外のことはできない旨を伝えることも重要です。
それで怒り出すような相手であれば、取引はやめておいた方が良いでしょう。

3. 感情的な態度を取る

問題が発生するとすぐに怒り出したり、攻撃的な言動をする人。
中高年でも大人気ない態度を取ってまともにやり取りができない人もいます。

冷静な話し合いが難しいため、トラブルがエスカレートしがちです。

「そんな人本当にいるの?」と思うかもしれませんが、います!
起業家にはいろいろな人がいます。
会社員の場合、面接を通った上で採用されますが、起業家になるには面接も何の審査も必要ありません。
誤解を恐れずに言いますが、起業家になることは、誰でもできます。
アルバイト採用されるよりも簡単なことです。

だからこそ、人種のるつぼとも言えるのが起業家の世界です。
特に抜きん出た結果をまだ出していない層ほど、そのような人が多く存在してるのです。

4. 話を聞かず思い込みが激しい

相手の意見を聞かず、「こうだ!」と決めつけて行動する人は、柔軟な対応が難しく、仕事がスムーズに進みません。
結果的にコミュニケーションの行き違いが生じてトラブルに発展していきます。

また、思い込みが激しい相手と一度トラブルに発展すると、建設的な話し合いはほぼ不可能になります。
可能な限り最初から関わらないようにしましょう。

5. 信頼関係を築こうとしない

「ありがとう」といった感謝の言葉がない、または連絡を無視するなど、基本的なビジネスマナーを欠いている人。
自分のメリットばかりを追求するテイカーにはこの傾向があります。
そういう相手がクライアントになってしまうと非常に厄介です。
「契約してやった」「購入してやった」と上から目線で、当たり前かのように無茶な要求をしてきます。
連絡をしても自分の都合や感情で無視したり、いつまでも返信をしないこともあるので、トラブルになるリスクも高めです。
もしもやり取りする場合はテキストで記録が残る形で対応することをお勧めしますが、そもそも関わらない方が良いでしょう。

ヤバい人の見分け方

トラブルを避けるためには、早い段階で「関わってはいけない人」を見極めることが重要です。
ではそんな人を見極めるにはどうすれば良いでしょうか。
以下のポイントに注意してください。

1. 初期のやり取りでの違和感

初期のやり取りで感じた違和感は大抵当たります。
普通の人とやり取りしていたら違和感なんて感じません。

相手が一方的に話を進めたり、思い込みが激しかったり、考え方を押し付けてきたり、こちらの意見を受け入れる姿勢が見られない場合は注意が必要です。

私自身も今までトラブルになってしまった相手というのは、最初にどこかしら違和感がありました。
けれど仕事欲しさにそれを無視してしまっていました。

最初に感じた違和感は無視しないようにしましょう。

2. 過度な要求や質問

「これも無料でできるよね?」「もっと詳しく教えてよ」と、境界線を超えた要求をしてくる人には要注意です。
お金を支払わずに、できるだけ情報を取ろうとしてくる人は思いの外多いものです。

奪おうと目論むテイカーだけでなく、悪気なく・自覚なくそうなっている人もいます。
悪気のない人の場合、テイカーというよりは、まだビジネスレベルが低い人が大半です。
知識やノウハウを無料だと思っているタイプや、自分の時給が低いために相手の時給を低く見積もってしまうタイプなどが挙げられます。

3. 態度の差

他の人にはヘコヘコしているのに、自分には横柄な態度を取る人は、信頼できる相手ではありません。

そして逆も然りです。
自分にはヘコヘコしている人が、他の人に横柄な態度を取っている場合も同じく信頼してはいけない相手です。

このように相手によって態度を変える人間は、自分に利益があるかどうかだけで人を判断しており、人を人として見ていない傾向があります。
精神的な成熟度も低く、自分に自信がないため、自分よりも立場が低い相手に対してそのような態度に出るのです。

さらに厄介なことは、本人はそれを自覚していない又は、自覚していても良くないことであると微塵も思っていない点です。
トラブルが起こらないわけがありません。
可能な限り距離を置くようにしましょう。

4. 曖昧な契約条件を求める

「契約書はいらないでしょ」と軽視する人や、支払いについて曖昧な人は後々トラブルを引き起こす可能性が高いです。
大切な約束を先に伸ばしたり、誤魔化す相手とは絶対に取引はしないようにしましょう。
その場で受注が決まっても、大切なのはその後です。
プロジェクトを完遂できるか、約束通り入金してもらえるか。
そこまで含めて「仕事」になります。

なぜ「やばい人」を引き寄せてしまうのか?

自分が何も悪いことをしていなくても、「やばい人」を引き寄せてしまうことがあります。
その理由と解決策を知っておきましょう。
ぜひ今後の参考にしてください。

1. 低価格でサービスを提供している

安価なサービスは、リテラシーが低い人を引き寄せがちです。
適正価格を設定することで、「価値を理解する人」だけを引き寄せるようになります。

もしもやむを得ず値引きする場合は、見積書の書き方にも注意しましょう。
「本来の価格はこちらですが、〇〇を条件に特別値引きします。」というような感じで、元々の価格が安いような表記は絶対にしないようにしましょう。

2. NOを言えない

「断ったら相手に悪いかも」と考えてしまうと、相手に付け込まれることがあります。
ビジネス力の中の一つに「断り力」があります。
「断ること」はとても大切なことです。
自分の時間と価値を守るために、断る勇気を持つことが重要です。

3. ルールや条件が曖昧

対応範囲や料金体系を明確に示さないと、「なんでもやってくれる」と誤解されてしまうことがあります。
案件の対応範囲は必ず見える形で契約前に共有するようにしましょう。
一度作ってしまえば、プロジェクトの進行チェックにも使えますし、クライアントとの共通認識もできます。

口約束はトラブルの元なので絶対にやめましょう。

4. 親切心が裏目に出る

親切で接したつもりが、相手に「この人は何でも頼める」と軽く見られてしまうケースがあります。
適切な線引きをしましょう。

ヤバい人とのトラブルを防ぐためのスタンス

「やばい人」を遠ざけ、良いクライアントと関わるためには、次のようなスタンスが効果的です。

1. 適正価格を設定する

安すぎる価格設定は「安いから試しに頼んでみる」という軽い気持ちの顧客を引き寄せる可能性があります。
適正価格を提示し、自分の価値をしっかり伝えましょう。
そのためにもなぜその価格になるのかの根拠を自分なりに伝えられるようにしておくことも大切です。

2. 契約を明確にする

契約書や条件をしっかり整備し、「ここまでが対応範囲」と線引きを明確にすることで、無理な要求を防ぎます。
新規の顧客に対しては契約書締結ができても、自分の近くの存在に対してそれができないという人がいます。
けれども、取引をする場合は、相手が例え友人や家族であっても例外なく契約書締結は行うようにしましょう。

トラブルは、案外近しい関係の間で勃発します。
「長い仲じゃないか」
「友達でしょ」
「同じコミュニティの仲間だしね」
という言葉に惑わされず、誰一人例外なく契約書締結をするようにしましょう。

3. 冷静な対応を心がける

トラブルが起きた場合でも、感情的にならず冷静に対応することで、相手のペースに巻き込まれずに済みます。
例え相手が感情的にこちらを罵ってきたりしても、同じように相手になってはいけません。
トラブルの火を可能な限り沈めるべく、落ち着いて対応しましょう。

4. 自分の時間と価値を守る

「なんでも無料で対応するのが親切」という思い込みを捨てましょう。
相手が価値を理解していない場合、それ以上の対応はしないと割り切ることが大切です。

相手に親切にしたくなる気持ちは分かりますが、その場しのぎの親切心は相手のためにならないこともあります。

自分の価値を低く見積もる相手と関わり続けると、本当に価値が下がってしまいます。
そう考えると恐ろしいですよね。
自分の時間と価値を守ることもビジネスを続けていく上で欠かせません。

主婦起業家へのメッセージ

ビジネスを進める中で「やばい人」と出会わないためには、相手を見極める力と、自分自身のスタンスが重要です。この記事でご紹介したポイントを意識して、「関わってはいけない人」を遠ざけつつ、良いお客様との関係を築いてください。

時間もエネルギーも限られている主婦起業家だからこそ、無駄なトラブルを防ぎ、あなた自身とビジネスを守る行動が大切です。

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