こんにちは!
今日もまたまた好き勝手に投稿させていただきます。
過去の私の苦い経験が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
今回のテーマは起業幼少期※での「協業」についてです。
(※まだ小規模で従業員がいない、仕組み化されていない状態を今回はそう呼ばせていただきます。)
よく起業幼少期には、
「協業しましょう」
と声をかけられたり、自分が声をかけたり
ということがあります。
けれども、結論を先に言ってしまうと
起業幼少期の「協業」は成立しません。
その理由を、私の経験からだけでなく理論立ててお伝えしていきます。
1・その「協業」、本当に「協業」ですか???
「協業」とは、
「ある生産工程や業務を、多くの労働者や企業が、分担し合って組織的に働くこと。」(Googleより)
と定義されています。
確かに、ホームページ制作業者・SNS運用代行・映像制作など
親和性が高いビジネス同士で協業することは
お互いwin-winの関係でビジネスを伸ばしていける利点があります。
けれども、ここに欠けているものがあります。
何か分かりますか?
そうです。
どちらが顧客を獲得してくるのか
どちらが集客をするのか
ということです。
2・協業の大半は「お仕事ください」「おこぼれください」
起業幼少期はまだまだ仕事の実績が少なく、売上も不安定です。
そこで、
「一方的に仕事を紹介して欲しい」という目的で
親和性の高いビジネスをしている相手に
安易に「協業しませんか?」と提案してしまうことがよく起こります。
「協業」とはお互いに対等関係でこそ成立するものであり、
どちらか一方が依存する関係では成り立ちません。
一方から仕事を紹介してもらい請けるという関係であれば、
「協業」ではなく「下請け」ということになります。
「自分も何か案件があれば紹介するつもりだ!」
と思って協業を提案しても、
実際に自分で仕事を取れるのであれば、
仕組み作りができていない起業幼少期の場合は
自分の仕事の対応に追われて、
そもそも「協業」を誰かに申し出たりしている場合ではなくなっているはずです。
「協業」は仕事が入ってきた時点では成立しますが、
肝心の「誰が案件を獲得してくるのか」という視点が欠けていることは
かなり重大な問題だと思っています。
相手に「お仕事ください」を期待している限りは、
協業は成り立たないと思っておいた方が良いでしょう。
「協業」は相手からいただくことではなく、相手に与えることです。
それがお互いにできる関係であり、レベルが釣り合っているからこそ成り立ちます。
3・協業を申し出てくる人に振り回された過去
ここで少し私の経験談をしましょう。
私も起業当初、「協業」を持ちかけてくる人は大勢いました。
これまでに数人とアライアンスを組んで色々と企画を立ち上げたりしてきましたが、
大半は申し出てきた相手が途中で放り出して、
その後、私が一人で処理に追われるということが続きました。
ビジネスは信用なので、やりっぱなし、始めっぱなしは
・計画性がない
・何も考えていない
・あの人大丈夫?
という評価を受けてしまいます。
その辺りを考えると、「じゃあ私もやめるわ」という訳にはいきません。
後処理に必死になっていました。
それからは「協業はしない」と決めて、
「協業」の申し出を断り続けてきました。
今でも「協業」は基本的に行っていません。
「業務委託」の方は何人かいらっしゃいますが、
全て私から申し出てお仕事をお願いさせていただいている関係です
4・協業はある程度レベルアップしてから
「協業」とは、
途中でも説明した通り、同じレベル同士でお互いにギブができる関係でこそ成り立つものです。
ある程度レベルアップして、相手に与えられるものが増えた状態で「協業」するようにしましょう。
そうでないと、トラブルになったり、振り回されることになります。
計画性があり、責任感がある。
そういう人が「割を食う」ことになるのです。
起業幼少期は成長速度もバラバラです。
レベルが同じ時は一緒に走れても、レベルが違ってくると一緒に走り続けることは困難になります。
けれども、ある程度レベルアップした状態で(成長速度が安定した状態で)事業間のアライアンスを組むと
お互いにギブし合いながら、長く良好な関係で協業を続けることができます。
協業はそれからでも遅くありません。
「協業しましょう。」と声を掛けられたり、
協業を持ちかけようと考えているのであれば、
ちょっと待った!
まずは、自分一人である程度結果を出せるようになることを目指していきましょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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