はじめまして!
Web制作会社を運営し、個人事業主時代を含め10年以上の起業経験を持つ私から、今回は「チャンス」という言葉に対する認識を大きく変えるお話をします。
会社員時代、私はチャンスを「ほぼ勝利確定のゲーム」だと捉えていました。
しかし、起業後、その認識は完全に変わりました。
世間で強調される「チャンスのいい面」だけを見るのは危険です。
この記事では、チャンスが持つ3つの重要な側面、特に成功者が必ず引き受けている「リスク」と「負荷」の真実を解説します。
1.チャンスそのものは「中立的な存在」である

私たちが抱きがちな「チャンス=無条件で良いことが起こる」というイメージは誤りです。
起業して気づいたのは、チャンス自体は、それだけでは何も変えない中立的な存在だということです。
- リスク許容度の違い
会社員は、失敗しても会社が大部分のリスクを背負ってくれるため、チャンスを純粋に楽しめます。
しかし、起業家は失敗すれば財産や信用を失うリスクを背負うため、チャンスに対する捉え方が根本的に異なります。
- 成功して初めて「チャンス」になる
過去を振り返り「あれはチャンスだった」と思えるのは、それをものにして成功したからに他なりません。
2. チャンスには必ず「リスク」が付き物である

チャンスの本質が正しく認識されない最大の理由は、リスクを引き受ける主体が誰かという違いにあります。
- 会社員のリスク
新規プロジェクトの失敗は、多くの場合、減給や降格に繋がらず、現状を維持できます。
会社がリスクの大部分を背負ってくれるため、チャンスを掴むメリットは大きいが、失敗の代償は小さいのです。
- 起業家のリスク
新規事業の立ち上げというチャンスは、成功すれば大きな利益ですが、失敗すれば多額の負債や倒産リスクを伴います。
起業家は、その大きなリスクを自ら覚悟し、引き受けなければチャンスに挑むことすらできません。
チャンスとは、常にリスクと表裏一体の存在であり、そのリスクを背負い込めるかどうかが、起業家と会社員を分ける決定的な境界線です。
3. チャンスは必ず「負荷」を伴うもの

私たちが本当に掴むべき「チャンス」は、現在の自分の能力や経験の範囲内で容易にこなせる課題として訪れることはありません。
- 現状を超える課題
チャンスは、必ず現状の自分を超える大きな負荷を伴う課題として目の前に現れます。
容易にこなせることは、大きな成果に繋がらないからです。
- 準備が整っていない状態で訪れる
「棚ぼた」を期待して待っている人にチャンスはやってきません。
チャンスは、夢中で物事に取り組んでいる時に思いがけず訪れるものであり、多くの場合、準備が整っていない状態で挑戦を要求します。
- 不安と恐怖を同時に感じる
大きな成果に繋がるチャンスが訪れる時は、喜びだけでなく、不安や恐怖も同時に感じます。
これは、これまでの自分を超える覚悟が求められている証拠です。
結論として、チャンスとは「自分を大きく変え、これまで手に入れられなかったものを得るための、リスクと負荷を伴う機会」なのです。
まとめ:チャンスを最大限に活かすために
チャンスを最大限に活かすために、普段から「チャンスに備えて自分は何ができるか」を考え、継続的な準備を怠らないことが重要です。
チャンスが訪れた時は、リスクと負荷を覚悟し、それが自己成長の機会であることを理解して積極的に挑戦しましょう。
リスクを恐れずに挑む姿勢こそが、成功への第一歩です。

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