こんにちは!年の瀬が近づき、来年に向けたキャリアや目標を考える時期になりました。
本日は、私が過去の自分に最も伝えたいメッセージ、「何も実績がないから人間力で勝負だ!」という人が見落としている、極めて重要なことについて綴ります。
「人間力」は確かに大切ですが、ビジネスや社会的信用を築く上では、「実績」という具体的な裏付けが必要です。実績がない状態で「人間力」を主張することの危険性とは?
この記事では、「実績」に対する誤解を解き、自信を持ってアピールできるあなたの人生の中にある「実績」の見つけ方を解説します。
1. 「実績がない」のではなく、「見つけられていない」だけ

「自分には何も実績がない」と言う人は、実績=「超立派なもの」と思い込んでいませんか?
- 実績への誤解例
「超難関大学出身」「営業成績No.1」「上場企業で代表」といった、脚光を浴びる大きな成果だけを想像していませんか?
- 実績の真の定義
実績とは、あなたの人生で「何かを積み上げてきた経験」や、「アクションを起こして学んだこと」があれば、それで十分立派なものです。
2. 「人間力」があるなら、それを証明する実績は必ずある

あなたが「人間力がある」とアピールするのであれば、それはあなたの日常的な行動や積み重ねの結果として、必ず形になっているはずです。
誠実性・継続性を証明する実績の例
- 学生時代からの習い事を10年以上コツコツ続けてきた。
- ブログを何百記事も書き続けた。
- 月1回のボランティア活動に5年以上参加している。
向上心・挑戦を証明する実績の例(失敗も実績になる)
- 目標としていた富士山に8合目でリタイアしたが、その計画性と準備の過程から学んだ。
- アフィリエイトに挑戦したが、300円しか稼げなかったが、実行した経験そのものが財産。
- 調理のアルバイトで、悔しさをバネに裏で努力し、苦手な作業を克服した。
小さな達成や、失敗に終わった挑戦であっても、そこから学んだ経験や姿勢は、あなたの人間力と行動力を証明する立派な「実績」なのです。
3. 「実績がない人間力」には説得力がない理由

「人生でのエピソードも積み上げたものも一切ないが、自分は人間力があります!」という言葉に、なぜ私たちは説得力を感じないのでしょうか?
- 初対面における証明
初対面や知り合って日が浅い場合、相手の「人間性」を証明できるのは、その人の過去、すなわち「実績」しかありません。
- 日常の言動の結果
確かに人間力は日々の付き合いで理解されますが、その人間力は必ず何かしらの「結果」(実績)を生んでいるはずです。
- 主張だけでは届かない
「実績がない人間力」は、「私は魅力的な人間です、雰囲気を察して!」と主張するに等しく、社会的信用を得るには説得力が欠けてしまいます。
4. 正しく「今の自分」と向き合うと実績は見つかる

実績がなかなか見つからない場合、それは「私なんか大した実績がない」と、これまでの自分の生き方から目を背け、正しく評価できていない可能性があります。
- 個性の受容
踏み込もうとする世界で、自分の実績が通用しないことも当然あります。
その場合は、それを個性として受け入れ、努力でカバーできる部分を磨く努力をするか、自分に合った居場所を探し続けることが大切です。
- 自己否定の罠
「私はこんなもんじゃないはず」「もっと本気になればできるはず」と言って、「これまでの生き方の結果」である今の自分を否定していませんか?
- 勇気ある自己評価
正しく今の自分を評価することは少し怖いかもしれませんが、勇気を出して向き合うことが、あなたの人生の中に埋もれている実績を見つける第一歩です。
まとめ:実績を積み上げ、自信と信頼を築く

「実績がないからダメだ」と落ち込んだり、安易に「人間力で勝負だ!」と逃げたりしないでください。
立派なものでなくても、自分の人生を振り返って、正しく自分の評価をした上で前に進みましょう。
仕事に限らず、趣味や挑戦、日々の活動で「実績」を積み上げていくことこそが、周囲と長期的に良好な関係を築き、自分に確固たる自信を与えてくれるのです。
あなたの人生の中に、必ず実績はあります。


コメント