世の中は3連休ですね。
今年も残り3ヶ月を切りました。
先月、決算を終えて、法人税や税理士の先生への支払いが迫っており、少し萎縮しています。
今回は「感情」についてお話ししたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
1・ポジティブという「感情」は無条件に良いものなのか
人の感情の動きを、私はよく振り子やメトロノームに例えます。
物理的には異なりますが、その点はご容赦ください。
「ポジティブ」と、それに対比する「ネガティブ」。本来はどちらもただの「状態」であり、良い悪いで分類されるものではありません。
しかし、かつての私は「ポジティブ=良い、ネガティブ=悪い」と信じ、「ポジティブが正義だ!」と極端にポジティブに振り切っていました。
しかし、これは非常に危険だと後々気付きました。
2・「感情」はどちらにも振り切らないことが重要
そもそも長い人生の中で、感情を一定に保ち続けられる人がいるでしょうか?
特に挑戦や自己改革をする時には、感情が大きく揺さぶられることが多いです。
喜びや前向きな日もあれば、深く落ち込み自分を責める日もあるでしょう。
大切なのは、常にポジティブに振り切ることではなく、ポジティブとネガティブを行き来できる範囲内、つまりセンターに留まるようにすることです。
感情の振れ幅を小さくすることで、反動を防ぐことができます。
無理やりポジティブに振り切ると、反動で一気にネガティブに振り切る恐れがあります。
物理の世界では、力を加え続けるとその方向に留まりますが、力を抜くと反対方向に同じ力が加わります。
これは「反動」と言われるもので、感情の世界でも同様です。
3・かなり危険なポジティブ中毒
過去に、常にポジティブに振り切っていた私が、あるきっかけで一気にネガティブに振り切ったことがありました。
「私は何があっても大丈夫!」と言っていた私が、些細なことで「私なんか生きていて意味があるのかな?」と、対極の思考に陥り周囲を驚かせたのを覚えています。
その時、自分は「ポジティブ中毒」だったと気付いたのです。
それ以降、感情をどちらにも振り切らせず、センターに留まるよう心掛けました。
完全に静止させるのは不可能なので、振れ幅をできるだけ小さくすることを意識しました。
4・苦しい感情の反動を抑えるために
ポジティブとネガティブの反動は、予想以上に苦しいものです。
大きな振れ幅はエネルギーを消耗し、心のパワーを奪います。
そこで、感情の振れ幅を小さく抑えるために、以下のことを心掛けています。
- 事実確認できないことを決めつけない(「かもしれない」で留める)
- 全てに対して過度の期待をしない
- 客観的視野を持つ(俯瞰する)
- 自分の責任範囲を明確にする(100:0でどちらか一方に責任があることはないと理解する)
- 根拠のない「私は大丈夫」を信じつつも、過信しない
- すぐに「良い・悪い」の二元論で判断しない
もし、今の自分が「感情に振り回されてしんどい」と感じているならば、これらを参考にして「感情のセンター」に意識を向けてみてください。
そして、ポジティブな自分もネガティブな自分も優劣をつけず、どちらも「ありのままの自分」として大切にして、愛してあげてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の更新をお楽しみに!
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