こんにちは!
先日、起業仲間の士業さんと久々にランチをしまして、
かなりヘルシーだけどタンパク質・炭水化物も取れるパワーサラダをいただきました!
おいしかったですよー
これで、またエネルギーしっかりチャージできました!!
さて、今回のテーマは起業中のパート・アルバイトについてです。
今回のテーマは主に起業して日が浅い方に向けたものになるかと思います。
いざ起業したものの、なかなか売上が安定しないというのはよくある話です。
固定費を賄うための売上すら確保できずに、仕方なくパートに出るというのは割と普通にあります。
しかし「起業家のパート=悪いこと・恥ずかしいこと」と考えられる方も多いんだなぁとも感じています。
先日、起業して半年の女性で、パート勤務をカミングアウトした方がいらっしゃいました。
「なかなか本業で稼げなくて、本当に恥ずかしいです…。」と言っていましたが、
まぁなんていうかね、
全然恥ずかしいことじゃないよ
と私は思うんです。
1・「稼げていない自分」に既に向き合えている証明
確かにパートをするということは、本業で十分に稼げていないということになります。
それは紛れもない事実です。
その事実に対しては、しっかり向き合う必要がありますが、
「パートをする」という具体的な行動をしている人は、既に向き合えている可能性が高いので、
この失敗や挫折を経て、より成長する可能性があります。
一方、稼げていない事実と向き合えずに、右往左往している人も多くいます。
「パートをやったら負け」と思っているので、お金を借りる方に流れていきます。
「もう少し踏ん張れば結果が出るはずだから、今だけ」
と、借り入れを重ねていき、最終的に借入額がかさんで行くというパターンです。
これは借り入れが増えていくことがデメリットではなく、
今の自分と向き合えていないことで様々な弊害が生じるということがデメリットです。
また、別の事例では、
「自分が稼げないのは、家族が足を引っ張っているからだ!」
と訳の分からない責任転嫁に走り、家族に当たり散らしたり、
親族からお金を引き出そうとする行動に走ります。
このような事態になると、行き着く先は家庭崩壊です。
話を戻しましょう。
パートをすると時給は1000円ほどです。
(地域差などあるかと思いますが)
事業で稼ぐよりも1時間単価は下がります。
けれど、仕事が取れないのであれば、
今は我慢してそれに甘んじるしかありません。
そんな苦い経験することで、
ステップアップの原動力となることがよくあります。
男女問わず何年も事業を続けている起業家の中には、
・一時期、パートを3つ掛け持ちしていた
・警備員のアルバイトでほとんど家にいなかった
・人知れずこっそりパートをしていて、死ぬほど忙しかった
なんて経験をしている人は少なくありません。
今パートをしている人はぜひ、
「起業家として苦しい時期を乗り越えているところだ」と思って
胸を張って頑張っていただければと思います。
2・一時的にパートをしてでも続けたいことは本物
起業をしたものの、
「パートをしないとダメなのであれば、もうやめてしまおう」と諦めてしまう人も多い中で、
パートをしてでも起業を続けているということは、
その仕事への情熱は本物ということになります。
それが正解かどうかは人によります。
「起業するのだから稼げないのでは意味がない」と考えるのであれば、
稼げる仕事に転換することが正しいでしょう。
けれどもそれはあくまで「その人の正しさ」です。
あなた自身が「今はパートをしてでも、この起業をなんとか成功させたい」と頑張っているならば
あなたのその「やりたいと思っていること」は、あなたにとって本物ということです。
起業ブームということもあり、
「起業は誰でも簡単にできる」というような誤った情報も流れています。
(簡単にはできるかも知れませんが、抜きん出た素質がない限りは、稼ぎ続けることは難しい世界です。)
それもあって、
コンテンツやサービス内容を「ただなんとなく」で決めてしまっている人も少なくありません。
そんな中でも、一時的にパートをしてでも続けたいことは、
ビジネスだけでなく人生でも「あなたの軸を」作ってくれる大切なものです。
パートをしている自分を誇りに思うくらいで良いと思っています。
3・固定でお金が入る余裕の状態で計画を立てるのはアリ
起業中のパートは案外メリットがあります。
確かに時間は取られますが、パートは働けば必ず給料が入ります。
固定でお金が入る事実は心の余裕を生み出します。
人は余裕がなくなると判断力が鈍るので、
余裕がある状態で事業の計画を立てて行動していくことは
メリットも大きいものです。
人にはリスク許容度というものがありますが、この強さは人によって大きく違います。
固定収入なしでも平気な人はいますが、おそらくは超少数派ではないでしょうか。
多くの人が固定収入があることで安心するはずです。
心に余裕がある状態で、事業計画を立てたり、戦略を考える方が精度の高い動きができるでしょう。
人は追い詰められると「一発逆転」を狙いに行き、それでまた失敗します。
固定収入にはそのようなメリットがあります。
4・パートはチームワークを学ぶ場として機能することがある
パートの良い点は他にもあります。
それは「チームワークを学ぶ場」として機能することです。
実は「起業」とは言っても、人は完全に一人で仕事をするわけではありません。
良い仕事をする上で、顧客や取引先とのチームワークは必須です。
「人と一緒に仕事をするのが嫌で独立した」という方も多いですが、
残念ながら多くの仕事は「人対人」のやりとりでしかありません。
けれども起業すると「人対人」の重要性を認識する機会が大幅に減ってしまいます。
パートをすると、チームワークで仕事をせざるを得ない環境に身を置くことになります。
これはこれで「人対人」のやりとりやコミュニケーションの訓練になります。
長く起業家をやっていると、どんどん自己中心的になっていきます。
それに危機感を持っている人は、起業していても何かのコミュニティに属して
チームで活動したり、相手に足並みを揃えることを意識して行っていますが、
一方で「我」を押し通すだけの存在として周囲から嫌われてしまう人も少なくありません。
起業してパートをすると、学びもあるので、せっかくならその機会を十分活用していただきたいと思います。
5・資金のために「やりたくないこと」もやるのが起業の本質
最後に一番重要なことですが、
そもそもお金のために「やりたくないこと」もやるのが起業の本質です。
「起業=好きなことだけやればいい」というのは間違いであることは、
起業に関する数多くの書籍でも、多くの経営者からの言葉でも既に証明されている事実です。
資金のためにやむなくパートに出るということは、
・資金調達のために金融機関に頭を下げに行くこと
・自分がやりたい仕事以外の仕事を受注すること
・集客のために一人一人に泥臭く声をかけていくこと
・ビジネスのために自分のこだわりを捨てること
これらと本質的には同じことです。
以上のように、
起業家が一時的にパートを行うことはマイナスのように思われがちですが、
良い面もいっぱいあります。
現状の自分を受け入れて悔しい想いもあるかと思いますが、
学びの機会でもありますので、頑張っていただきたいと思います。
私自身も、借金や資金繰りが回らなくてパートに出たことが何度もありました。
そのような経験を通して学んだこともたくさんあります。
今パートもしているという方は、
あえて周囲にそれをPRする必要はありませんが、
恥ずかしいなんて気持ちは捨てて、全力で挑んでいきましょう!
今回は以上です。
今日も読んでいただきありがとうございました!
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